正しい仔犬の作り方
斐芝嘉和
一
微風に揺られて桜の花びらが散ります。軽やかに舞う姿はうららかな春の陽射しが結晶化したようにも見えます。春休みが終わり、学校に賑やかな声が戻ってきました。新しい一年の始まりです。
今日はまだオリエンテーションの最中で、授業はありません。お昼休み、中庭に目を移せば、ぴかぴかの制服に身を包んだ一年生が数人、期待と不安に染まった顔で校内を珍しそうに探検している様子が見えます。
「ねえ、あれ何かしら?」
一人の女の子が、校舎の隅にある小さな小屋を指差しました。高さも幅も三メートルくらい。物置のようにも見えますが、扉の代わりに鉄格子がついているようです。女の子たちは好奇心に駆られて、小屋へ近づきました。しかし、あと数歩、というところで足を止めます。
「何……これ?」
「臭ぁい! トイレ?」
可愛いお顔を顰めた少女たちは、互いの手を握り合ってそっと鉄格子に近づきました。
中は暗く、空っぽのようです。
と――。
もぞり、と闇が動きました。キャッと声を上げて飛び退く新一年生。その声に惹かれたように、檻の向こうに白っぽいものが現れます。
「ひ……」
女の子たちは尻餅をつき、涙をこぼしながらガクガク震えました。スカートが捲り上がり、丸見えになっている白いパンティに黄色い染みが浮き上がります。
檻の向こうに現れたのは、裸の女の子でした。長い髪は手入れされていないようで、ぼさぼさになって汚れた顔を覆っています。白い肩や重そうに垂れた乳房には、紅い蚯蚓腫れがいくつも走っています。顔形は良いようですが、汚物で汚れているし、焦点を失った瞳やだらしなく涎を垂らす開いたままの唇が、全てを台無しにしています。
「な、なにこれ……」
「――女犬よ、きっと」
思わずオシッコを漏らすほどビックリした女の子たちは、檻の中にいる生き物の正体に気づき、ムッとした顔になりました。女犬は人間に良く似てはいますが、人間とは全く別の汚らわしい生き物です。そんなものに驚いた自分達が恥ずかしく、情けなく思えてしまいます。
「うわ、本当に汚いのね」
「あれ見てよ。オナニーしてるわ」
照れ隠しにプンプンしながら立ち上がった女の子たちは、オシッコで濡れた腿を摺り合わせながら、紅い顔をして女犬を指差しました。檻の中の汚らわしい生き物は、だらしなく舌を垂らし、鉄格子に頬を押し付けて身体を揺すっています。手は中腰になった股間に伸び、クチュクチュといやらしい音を立てています。甘い吐息を漏らしながら、潤んだ瞳で新一年生を見つめます。
「やだ、こっち見てる!」
「餌が欲しいんじゃない?」
「もっと別なものかも」
蔑んだ目で睨み返した女の子たちは、ペッペと唾を吐くと逃げるように駆け去って行きました。早く着替えたかったのでしょう。
檻の中に残された女犬は、ガックリと項垂れました。春休みの間、ほとんど構ってもらえなかったので寂しくなっていたのです。同じオナニーをするにしても、一人でするのと見られながらするのとでは、全然感じ方が違います。
「何かいけないことをしたのかしら……いやらしさが足りなかったのかな?」
奧に戻った女犬は、壁に背を預けて自慰を再開しました。今はお昼休みのはずです。普段なら鉄格子の向こうに見学者が鈴なりになって、彼女の恥ずかしい姿を嘲笑っているはずです。
「こんなに濡れているのに……これ以上、何をすればいいの……ううん、ダメね、そんな
風に思ったら。いけないのは私なんだから……ンぅ……」
女犬はシクシクと泣きながら、恥ずかしい場所を弄り続けました。
二
真由美ちゃんが女犬だと判明したのは、一年前の今頃でした。身体検査のとき、校医さんに見抜かれてしまったのです。
「君、女犬だね」
「え……まさか、そんな……」
真由美ちゃんはビックリしました。それもそのはず、高校に上がるまでずっと普通の女の子として育てられてきたからです。自分がいやらしく汚らしい女犬だなんて、思ったこともありませんでした。
「じゃあ、これを見てごらん」
校医の先生は、傍らの鞄からどぎつい紫色をしたバイブレータを取り出しました。オチンチンの形をした大人のオモチャです。使ったことはありませんが、何をするための物かは知っていました。真由美ちゃんは真っ赤になり、慌てて目を逸らしました。
「ほら、濡れてきたじゃないか」
「え……あ、そんな……」
真由美ちゃんは自分の股間を見下ろして、真っ赤になりました。身体検査のためにブルマと体操服に着替えていたのですが、その紺ブルマに恥ずかしい染みができていました。染みはどんどん広がって、まるでお漏らししたみたいです。
「ひぃ……い、いや……」
両手で顔を覆い、真由美ちゃんはペタンと座り込んでしまいました。アヒル座りしたお尻の下に、水たまりが広がります。どうやら本当にお漏らししてしまったようです。
「やだ、なにあれ」
「お漏らししてるわ」
「女犬なんだって」
「ふーん。やっぱりね」
保健室には同じクラスの女の子がたくさんいます。皆、自分達の中に紛れ込んでいた女犬を見て、憎らしそうに顔を歪めます。自分達の中に汚らわしい生き物が紛れ込んでいたのだから、腹を立てるのは当然です。
「良く今まで人間のフリをしていられたな」
校医先生は鞄から首輪を取り出すと、真由美ちゃんの細いうなじに巻きつけました。カチリ、と留め具が音を立てます。女犬は犬の癖に手先が器用なので、普通の首輪だと自分で外してしまうことがあるのです。だから、女犬用の首輪には必ず錠がついています。
「学級委員は誰かな? この仔を先生のところに連れて行きなさい」
「はぁい」
鍵と鎖を受け取った学級委員は、真由美ちゃんのお尻を爪先で蹴りながら、歩くよう命じました。真由美ちゃんがフラフラと立ち上がろうとすると、乱暴に背中を突き飛ばしました。
「バカね、犬なんだから立っちゃダメでしょ!」
クスクス、クスクスクス……
頭の悪い真由美ちゃんを、クラス中の女の子が指差して嘲笑います。
「ひ、ひどい……」
入学式からオリエンテーションまでの短い間でしたが、同じクラスにいた友達のはずです。どうしてこんな風にコロッと態度を変えられるのでしょう。
ですが、泣いている暇はありませんでした。
「何をグズグズしてるの? さっさと歩きなさいよ!」
お尻を蹴られた真由美ちゃんは、渋々四つん這いで這い始めました。
職員室までの道のりは、地獄のようでした。すれ違う女の子は皆、四つん這いになった真由美ちゃんを見てクスクス笑い、指差して蔑みます。でも、笑われても当然かも知れません。真由美ちゃんはバイブレータを見て股間を濡らし、お漏らししてしまうような女犬だからです。
「なんだ、大下は女犬だったのか」
担任の先生は学級委員の報告を受けて、渋い顔をしました。本当なら入学試験のときに跳ねられていたはずです。入学式を終えたあとで女犬だと分かったら、面倒な手続きをしないといけません。
「まあ、しょうがないな。犬舎に入れておけ」
先生は面倒そうに言って、真由美ちゃんのムチムチした腿を蹴りました。
身体検査で女犬だと見抜かれることは、決して珍しいことではないようです。その証拠に、中庭の隅に古い犬舎がありました。今は使われていませんが、以前にもここで女犬を飼っていたことがあるようです。
「ああもう、なんで私がこんなことをしなきゃいけないの?」
学級委員はプンプンと怒って、真由美ちゃんを犬舎の中に押し込みました。コンクリートが剥き出しの、寒くて暗い小さな部屋です。鉄格子が音を立てて閉められると、真由美ちゃんは改めて恐くなりました。
「あ、あの……着替えを……」
せめてお漏らししたブルマだけでも替えたい。そう思って声を掛けると、背を向けかけていた学級委員がクルッと振り返り、鉄格子を握っていた真由美ちゃんの手を踏みつけるようにして蹴りました。
「バカ言ってンじゃないわよ! 何様のつもり? 犬が人間に命令するってわけ?」
「ち、ちが……そんなんじゃ……」
「女犬は裸でいるのが普通なのよ? たとえオシッコまみれでも、服を着ていられるんだから喜んだって良いはずよ」
「う……うう……」
学級委員の言う通りでした。女犬が着替えなど、贅沢が過ぎます。真由美ちゃんは鼻を啜り上げながら、犬舎の冷たい床にペタリと座り込みました。
三
その日から真由美ちゃんは学校で飼われることになりました。今まで育ててきてくれたお父さんやお母さんは「女犬など生んだ覚えはない」と言って、会いに来てくれませんでした。
急遽開かれた生徒会で飼育委員会が新たに作られました。真由美ちゃんに餌をあげたり、お散歩をしたりする係りです。でも朝早く起きたり、汚い犬舎を掃除したりしないといけないので、なりたがる人はいませんでした。結局、各クラスから一人ずつくじ引きで選ばれたものの、初めからやる気などなく、扱いはぞんざいでした。
「ほら、ワン公。餌だよ」
最初の餌は残飯でした。バケツに入ったそれを、飼育係の女の子は柄杓で犬舎の床にぶちまけます。
「おかわりが欲しかったら、わんわんって言うんだぞ」
髪を茶色に染めた女の子は横柄な口調で言い、犬舎の外に腰を降ろして煙草を吸い始めました。
真由美ちゃんは情けない気分になりながら、床に落ちたジャガイモやニンジンを拾って口に運びました。すっかり醒めた根菜は、変な味がしました。
「あ、コラ! 手なんか使うな!」
煙草を吸い終えた女の子は、真由美ちゃんが手を使って餌を食べている様子を見て声を上げました。デッキブラシを取り上げると、鉄格子の間に柄を突っ込んで真由美ちゃんを叩きます。
「お前、犬なんだぞ? 分かってンのか?」
「ご、ごめんなさい……」
真由美ちゃんはグズグズ鼻を鳴らしながら、床に飛び散ったシチューに顔を近づけました。ピチャピチャ舐めると、塩辛いシチューに砂の味が混じっていました。
翌日、はじめてのお散歩をしてもらいました。
鎖に繋がれて檻から引き出された真由美ちゃんは、犬のように四つん這いになって校庭を一周しました。膝を擦り剥かないために地面から持ち上げ、尻尾を生やしたときのために大きくお尻を振る練習もしました。
お散歩をしてくれたのは、とても綺麗な顔をした三年生でした。朝早いにも関わらず、優しく微笑んで真由美ちゃんの鎖を持ってくれました。
(こんな人になら……)
飼われてもいいかな――。
そう思いながら校門の近くへ行くと、その女の子は校舎には向かわず、門の外に止めてあった車の中へ真由美ちゃんを引き込みました。
そこに待っていたのは、黒くて大きな本物の犬でした。
「ベンが最近盛って仕方ないの。大下さん、協力してくださらない?」
くださらない、もなにも、最初からさせるつもりだったようです。黒い服を着た屈強な男性に真由美の服を破かせると、ベンをけしかけておわえさせます。
「ひ、ひぃっ!」
これまで誰にも弄らせたことのない場所へ、犬のオチンチンがめり込んできます。熱くて硬くてヌルヌルした、長いオチンチンです。真由美ちゃんの処女を容赦なく突き破り、荒々しい勢いで掻き回します。
「あああっ! やだ、痛いっ!」
泣いても叫んでも、犬の勢いは止まりません。
「まあ、ベンったら――」
お嬢様は愛犬の逞しさに目を細めました。細い手首に捲かれたさりげなく高価な腕時計にチラッと目をやり、あら大変、と口元を隠します。
「いけませんわ。授業が始まってしまいます。でも、ベンがこんなに喜んでいるし……そうだ」
お嬢様は真由美ちゃんとベンを繋がらせたまま、大男に抱き上げさせて犬舎に戻しました。犬は一旦始めると、よほどのことがない限り一時間でも二時間でも腰を振り続けるそうです。
「放課後に迎えに来ますからね。大下さんと仲良くしていなさい」
お嬢様はベンに微笑みかけ、教室へ向かいました。
放課後になるまでに、真由美ちゃんはベンに三回も組み伏せられました。一回一回が長いので、真由美ちゃんは死んだようにぐったりとなりました。
ようやく色気づいた黒犬が去ると、入れ替わりに先生方がやってきました。
「こら、大下。授業中にいやらしい声で鳴いているんじゃない!」
「他の生徒に迷惑だろう! 今日は一日、授業にならなかったぞ!」
鳴きたくて鳴いていたわけではありません。でも、腹を立てた先生方には何を言っても無駄なようです。
「明日もあんな風に鳴かれてはたまらんからな。夜になるまで輪姦し続けて、体力を奪ってやる」
先生方は犬の精液でグジュグジュになった真由美ちゃんのオマンコへオチンチンを突き立てました。
四
ゴールデンウィークが過ぎ、制服も夏服に替わりました。
真由美ちゃんにも変化がありました。お尻に尻尾が生えたのです。
「やぁん、可愛い!」
「よく似合ってるじゃん」
「ベンもきっと気に入りますわ」
飼育係に褒められても、真由美ちゃんはちっとも嬉しくありません。初めて生やした尻尾はとても太く、肛門が壊れそうに痛んでいます。お尻を降ろすことができないので、檻の中でも四つん這いです。股を閉じると痛みが増すので、今日はいつもより大きめに脚を開いています。パックリ開いた女性器は妙に風通しが良く、恥ずかしさを倍増させます。
「今日はお外へ遊びにいきましょう」
お嬢様の提案で、飼育委員は真由美ちゃんを学校の外へ連れ出しました。犬になって初めての遠出です。街行く人の視線が気になりますが、飽きてきた校舎以外を見られることは純粋に楽しく感じられました。
中央公園へいくと、真由美ちゃん以外にも散歩されている女犬がいました。皆誇らしげ
に尻尾を振り、お尻を高く持ち上げて御主人様の前をキビキビと這っています。ベンチに
腰掛けた御主人様に御奉仕している女の子もいます。かと思えば、隣の女子校の制服を着た女犬が、浮浪者のおじさんたちに囲まれて3Pをしています。
「あれは奉仕活動ね」
文武省が定めたカリキュラムの中に、奉仕活動が必須項目として入っています。恵まれない男性の性処理をすることも、立派な奉仕活動として認められています。でも、女犬はいくら奉仕をしても単位にはなりません。女犬をつれてきた生徒たちに単位認定のためのポイントがつくのです。
「オジサン、こっちにもいるよ」
茶髪の女の子が、順番待ちをしている浮浪者に声をかけました。オジサンたちはニヤニヤしながら近づいてくると、真由美ちゃんの頭を撫でてオチンチンを突き出しました。
「こんな可愛い仔にしゃぶってもらえるなんて、世の中捨てたもんじゃないなあ」
しかし、真由美ちゃんは口唇奉仕などしたことがありません。生臭い匂いのするオチンチンを見様見真似で口に含んでも、次にどうすれば良いのか全然わかりません。
「なんだ、こいつ。怠け者だな」
怒ったオジサンは真由美ちゃんの頭をペシっと叩きました。真由美ちゃんはビクッと首を竦め、慌ててお尻を向けました。
「こちらをお使いください」
「ああ? なんだ、ずいぶん汚いマンコだな。こんなもん、使えるか!」
オジサンはカンカンに怒って、真由美ちゃんのお尻を蹴り飛ばしました。
学校に帰ってから、飼育委員の女の子に袋叩きにあったことは言うまでもありません。
三日後。
真由美ちゃんは学校の制服を上だけ着て、再び中央公園に連れて来られました。今度は粗相のないように、ちゃんとお風呂にも入ってきました。ぼさぼさだった髪も綺麗に洗い整えられ、今はポニーテールにしてあります。
「お、この間のワンちゃんか」
オジサンたちがニコニコしながら近づいてきました。酒盛りでもしていたのか、強い匂いが鼻を突きます。
「どれ……おお、綺麗綺麗。これなら使ってやってもいいぞ」
オジサンは真由美ちゃんを仰向けに寝させると、股に身体を押し込んでいきなり挿入してきました。ヒッと息を呑んだものの、痛みはありません。女犬は四六時中、ぐっしょりと濡らしているからです。
「おお、これはいい。制服も良い匂いがする……ゲンさん、ほれ」
「あいよ」
オジサンが真由美ちゃんの身体を抱き締めてゴロンと転がると、ゲンさんと呼ばれた小太りなオジサンが真由美ちゃんの尻尾を引き抜き、代わりにオチンチンを挿入ました。
「はぅっ!」
真由美ちゃんは思わず声を上げてしまいました。どちらかの穴片方ずつなら経験はありますが、同時にされるのは初めてです。酒臭い胸板に挟まれて、真由美ちゃんは真っ赤な顔でキュウキュウと鳴きました。
「トメさん、お口に」
「言われずとも」
ひょろりとのっぽのオジサンが、真由美ちゃんの鼻を抓み、無理矢理口を開けさせました。そして真っ赤な舌の上に、自分のオチンチンをそっと乗せます。
「この間は全然ダメだったが……おお、巧くなっているじゃないか」
のっぽさんは嬉しそうに目を細め、真由美ちゃんの頭をナデナデしました。
オジサンたちに奉仕活動のサインをもらった飼育委員は、真由美ちゃんを連れて公園の男子トイレに入りました。お友達がここで奉仕活動をしているそうです。
臭いトイレの中には、女の子がたくさんいました。制服姿のまま後ろ手に縛られ、首に巻かれた首輪に鎖をつけられて、壁に繋がれています。ここにいるのは奉仕活動の単位が足りず、便女になっている女の子たちです。女犬ではない証拠に、首輪をつけていても裸ではありません。
「よお、真澄美。元気にしてるか?」
「あ……小川さん……」
女の子の一人がビックリして目をクリクリと回しました。お嬢様ほどではないけれども綺麗な顔立ちの女の子です。
「何人くらいしゃぶった? ……おいおい、まだ一つもサインもらってないじゃないか」
茶髪の小川さんは真澄美ちゃんの首に掛けられたカードを見て、眉を顰めました。真澄美ちゃんは顔から髪から制服から、全身白い粘液まみれで見る影もありません。ちゃんとおしゃぶりしていることは明白です。
「サインしてもらえないの……どうしてかな? 私って不器用だから……」
真澄美ちゃんは哀しそうに微笑んで、そっと顔を伏せました。長い睫に涙が溜まり、真珠のように光ります。可愛い女の子が便女になることは滅多にないので、いつまでも便女でいさせるために男の人が意地悪をしているのでしょう。
「まあ、頑張れよ」
小川さんは残念そうに呟くと、真由美ちゃんを連れて外に出ました。
その日から毎日、小川さんは真由美ちゃんを連れて中央公園へいきました。そしてベンチでゴロゴロしているオジサンだけでなく、ランニングしているオジサンや女犬を散歩させているオジサンにも奉仕させてくれないか、と頼みました。もっとも、奉仕するのは真由美ちゃんです。休む間もなく使われて、真由美ちゃんはヘトヘトになりました。
一週間後。
小川さんは再び男子トイレに入りました。前と顔ぶれがずいぶん替わっていましたが、真澄美ちゃんだけはまだ同じ場所にいました。
「あ、小川さん……」
級友の姿を見て、真澄美ちゃんはヘラヘラッと力なく笑いました。両隣の女の子が薄気味悪そうに身を引きます。
「どうしたんだ、お前……」
「あのね、オマンコ使ってもらったの。お尻の穴も。でもね、やっぱりサインもらえないの。私ってダメな仔なんだって。女犬にも劣るんだって……」
真澄美ちゃんの制服は染み込んだ精液でガビガビになっていました。綺麗だった髪はあちこちでダマになり、頬や首筋にぺったりと貼り付いています。
「そんなことないぞ。ほら、お前のカードだ」
小川さんは真澄美ちゃんのカードを取り上げると、替わりに自分のカードを掛けさせてやりました。真澄美ちゃんはぼんやりとそれを見つめます。
「これ……どうしたの?」
「お前はここに繋がれていたから知らなかったかも知れないけど、コイツの飼育委員なんだよ。アタシはお前の代理。だからコイツが稼いだポイントは、全てお前のものだ」
真由美ちゃんの頭をポンポンと叩きながら、小川さんは照れ臭そうに言いました。真澄美ちゃんはしばらくぼんやりしていた後、急にポロポロと涙を流し始めました。
「あ、ありがとう……ありがとう、小川さん……」
「なに、気にするな。それよりも早く学校へ帰ろう」
「うん……ありがとね、ワンちゃん」
真澄美ちゃんは真由美ちゃんの鼻にチョンとキスをして、いそいそと立ち上がりました。
学校に戻った真澄美ちゃんですが、小川さんと再び机を並べることは適いませんでした。
公衆便女でいる間に、女犬であることが判明してしまったからです。
「悪ぃ。もっと早く渡すべきだった」
「ううん、いいの。気にしないで。それより、女犬なんかと話していると、変な風に思われるわよ」
裸の真澄美ちゃんは尻尾をフリフリしながら、小川さんに笑い掛けます。その顔は犬の悦びに輝いていて、同族の真由美ちゃんが思わずうっとりしてしまうほどです。
「それに――女犬も悪くないわよ」
真澄美ちゃんはニッコリしながら真由美ちゃんを振り返りました。
「この仔と毎日エッチしてるの。とっても上手なのよ」
「へえ、そうなのか。ただのバカ犬じゃなかったんだな」
真由美ちゃんは褒められた気恥ずかしさに真っ赤になりながら、尻尾を振りました。
五
二学期になると、二匹の女犬は学校中の人気者になっていました。美しい真澄美ちゃんと可愛い真由美ちゃんが、互いの股間を舐め合い、淫液でヌルヌルになりながらじゃれ合う姿はとてもいやらしく、娯楽に乏しい学校生活に潤いをもたらしたからです。
「なに、こいつら。またやってるの?」
「しょうがないじゃない、犬なんだもん」
野次られながらのレズプレイは、とても恥ずかしく、とても昂奮するものでした。二匹は見学者のいない授業中は休憩し、放課になると大声を上げて絡み合いました。PTAから戴いた双頭バイブで互いを繋ぎ、腰を振り合うこともしばしばです。二匹が新しい体位を開発するたび、生徒からは嘲笑が浴びせられました。
校外への散歩も、二匹一緒だとまた格別なものがありました。
「お揃いだね。姉妹?」
「あらまあ可愛いワンちゃん。御褒美上げても良いかしら?」
「どっちにするか迷うな……ええい、二匹とも使ってやる」
制服を上だけ着た二匹の少女犬は行く先々で歓迎され、頭を撫でられたりオチンチンを咥えさせてもらったり、本物の犬とまぐあわせてもらえたりしました。
また、病院や老人ホームに出向いてのレズショーも大好評でした。いずれも甲乙つけがたい若い女犬が汗や唾液、淫汁などでヌルヌルになりながら組んずほぐれつする姿には回春効果があり、ショーの後は奉仕して回らないといけないほどでした。
いやらしい犬としてばかり暮らしていたわけではありません。学校を卒業してもちゃんと誰かに飼ってもらえるように、番犬としての体力作りもしっかりとしました。
「そら、走れ走れ!」
大柄な先生を乗せた橇を引き、真由美ちゃんと真澄美ちゃんは競争します。先生たちは鞭を振るい、持ち上げられた白いお尻を容赦なく打ちます。お尻はたちまち無数の蚯蚓腫れで覆われ、紅いマスクメロンのようになってしまいます。それでもゴールまで走りきらないと、鞭の雨は止みません。
「ほら、何を怠けている! さっさと向きを変えんか!」
走り終えても、休んでいる暇はありません。先生が交代した橇を、最初のスタートの位置まで引いて戻します。
「そらそらそら! もっと踏ん張れ!」
真由美ちゃんと真澄美ちゃんはハーネスを裸体に喰い込ませながら、グラウンドを何度も何度も往復します。痛みにボロボロ涙をこぼしていますが、決して嫌なわけではありません。その証拠に、大きく開いた内腿はお漏らしをしたようにヌラヌラ光っています。お尻を叩かれたり罵声を浴びせられたりすると、昂奮してしまうのです。
「はぁはぁはぁ……あひっ!」
「くぅぅ……はっはっはぁ……」
苦悶を刻んだ眉根に陶酔の色を浮かべながら、真由美ちゃんと真澄美ちゃんは何度も何度もグラウンドを往復します。
先生方の親身な指導によって、真澄美ちゃんと真由美ちゃんは十二月の犬橇レースで良い成績を修めました。一番にはなれませんでしたが、二番と三番になったのです。御褒美のメダルは、クリトリスに安全ピンで留めてもらいました。とても重くて小さなお豆は千切れそうになりましたが、二匹は嬉しそうに顔を赤らめて記念写真に収まりました。
しかし、幸せはそう長くは続きません。
真澄美ちゃんは三年生だったので、三学期が済むと卒業してしまったのです。
卒業式当日。
「そんなに哀しそうな顔をしないで。私の飼い主は校長先生だから、ときどき会いにこれると思うわ」
「せ、先輩……」
「ほら、泣かない泣かない。女犬としては貴女の方が先輩なのよ。先に巣立っていく後輩のために、なにかしてくれたりしないの?」
真由美ちゃんは鼻を啜り上げながら、双頭バイブを女の仔の場所に挿入ました。そして真澄美ちゃんの尻尾を抜き、紅くめくれ上がった肛門を舐めて潤してから、おもむろに挿入しました。
「はぅっ!」
「先輩……先輩……っ!」
思いの丈を全てぶつけるつもりで、激しく腰を振る真由美ちゃん。真澄美ちゃんは綺麗な髪を振り乱しながら、真由美ちゃんの思いを受け止めます。
「やだ、またしてるわよ、こいつら」
「ホントに好きねえ……あ、お尻の穴に挿入てる」
「なあに、やられてる奴。あんなに嬉しそうな顔をして」
「サイテー」
見学者も言葉を尽くして、二匹を喜ばせました。
こうして真澄美ちゃんは犬舎をあとにしていきました。一人残された真由美ちゃんはぼんやりしながら、無意識のうちにオナニーをして火照った身体を慰めます。
「ああ……早く学校が始まらないかな」
春休みに入ったらしく、飼育委員会の人たちも来てくれません。餌は自動給餌器にたっぷり入っているので餓えることはありませんが、お散歩に行けないからウンチやオシッコで犬舎の中はあっというまに汚れてしまいます。第一、遊んでもらうことが大好きな甘えん坊ですから、犬舎の中で一匹にされていると、哀しくて哀しくて仕方がありません。
「今度はどんな風に可愛がってもらえるんだろう……」
普通の女の子から女犬へ。初めてのお散歩と黒犬とのセックス。中央公園での奉仕。真澄美ちゃんとの出逢い。二匹でのお出掛け。淫蕩な毎日。犬橇レース。
目まぐるしかった一年間を思い返しながら、真由美ちゃんはニヘラ、と犬らしく微笑みました。
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