「のろの週末」

 

 1・出逢い

yume

 

今日は大好きな金曜日です。

同じ課の、社員の様子も何かしら、うきうきしてる様子・・

以前は、そんな部下を見ると、何故か腹立たしくなり、残業でも見つけて与えようかしら・・と、思うほどでしたが、今では、早くこの部屋を出たい気持ちでいっぱいなのです。

 

そう、5週間前の金曜日の夜までは・・

その日、いそいそと楽しそうに帰宅準備をしてる部下たちを、見ながら、PCの作業をしてると、一本のお電話があったのです。

考えてみると、その、奇妙なお電話がスタートでした。

そのお電話は、今の飼い主様の、お声を耳にしたときでした。

取引先の、社長さんの噂は、私の耳にも入っていましたので、丁寧に受け答えをしてると、今夜、食事でもいかが・・との、お誘い。

これまでも、取引先様からのお誘いはあったにしても、こんなに、唐突なお誘いは初めてでした。

それでも、何か、その声に(お電話の感じの雰囲気といいましょうか・・)、逆らいたくないものが生まれて、お受けしたのです。

 

 食事の最中に、ずっと、私を見てきたのだとおっしゃりました。

それから、もっとびっくりしたのは、私のことを、女犬として、最初から躾をしたい・・と言うことでした。

 女犬と、いきなりおっしゃても、意味がわかりません。

「女犬ってどういうことなのでしょうか?女性としての私ではなくて・・?」と質問しますと

「そうです。私は、君を、私の思うままの女犬として、付き合いたいのです」

と、目を離さずにおっしゃるのです。

「何をしたらいいのでしょう。わんわん・・と言ったらいいのでしょうか?」と、空気をなごますようにと、冗談を言いますと

「それもいいでしょう」と、おっしゃるのです。

女犬の意味は、まだまだわかっていないまでも、もう一度、その方に逢えるのでしたら、「わんわん」くらい言ってもいいかな・・・と、心の中でつぶやいていました。

 

 でも、その日は、お食事だけでした。

もしかして、その後のお誘いも、断る自信が無い私にとっては、ちょっと、拍子抜けでした。

ただ、次の日の金曜日に、もう一度、お逢いするというお約束は頂いたのです。

なんと、嬉しかったことでしょう。

 

実は、次のお約束の金曜日までに、その方のことを少し調べました。

家族状況・そこの会社の経営状況・他の会社からのその社長の評価・などなど・・

今考えてみると、横着なことをしたものです。

 

 お約束の金曜日。お昼過ぎから、連絡を待てども何にもないことに少しイライラし、そんな自分に少し戸惑ってもいました。夕方5時過ぎ、イライラが最高潮に達したとき、外線がはいり、

今日一日この声を待っていたかのように、体中が耳となり心臓となりました。

 

 車の中は静かな音楽が流れていました。

てっきりレストランか、小料理屋さんでの待ち合わせと思っていましたので、車がお迎えに来たときにはびっくりしましたが、もっと驚いたことは、車に乗ったとたん、

「女犬になってくれる覚悟できてくれたのですね」

とおっしゃり、それに対しての答えは全然用意していなかった私も、このお方のおそばにいて、その声を耳にすることが可能であるのなら、それはそれも良いと思い、

「はい」

と答えたのです。そうしたら、

「じゃぁ、洋服は全部脱ぐのです。」

と、運転中のハンドルを持つ手も前を見てる視線も全く動揺もなくおっしゃります。

戸惑ってしまいました。この車で服を脱ぐのだろうか・・?まさか・・この後のことを言ってらっしゃるのだろうか・・

「何をしてるのですか?さっさと脱ぎなさい」

それでも、外は暗くなっているとはいえ、脱げるはずはありません。体が硬くなって行くのがわかります。

小一時間ほど走ったでしょうか・・

 

「さぁ、下りなさい。着きました」

「私たちの初めての夜のためにこの別荘を借りておきました。いきなり脱ぐことはやはり無理だったようですね」

 部屋へ入ると、明かりもまだ付いてない玄関で、その方は、抱き寄せられ、強く強く唇を吸ってこられました。

洋服を脱げなかったことに幻滅なさったのでは・・と、悲しい思いが生まれていましたので、嬉しくて、眩暈がしそうなほどの、口付けでした。その方の優しさと、愛情が全て込められているかのような

口付けで、これ以上の贅沢はないのではないかと思うほどでした。

 

「私の、奴隷としての君には、まだ名前がなかったですね。のろ・と言う名前を与えましょう」

と、口付けの合間におっしゃいました。

 

「さぁ、のろ。ここでは、もう我侭は許しません。脱いでしまいなさい」

 

先ほどの車の中での我侭は、許していただけましたが、ここでは、許されるわけがありません。

 

バスルームへ行こうとすると、その肩を押さえつけられ、

「ここで脱ぎなさい」と

 

赤々と灯りのついたその部屋で、飼い主様となったその方の目の前で脱ぐ行為は、それだけで、体中赤く染まってしまいました。

飼い主様は、その様子をソファーに座って、楽しそうに見ていらっしゃいます。

ブラウスのホック・今夜のためにと思って着けてきた下着・タイトスカート・一枚一枚肌から外しました。

「のろは、思った通り綺麗ないやらしい裸をしていたね」

と言いながら、また、のろの大好きな、あの口付けをして下さいました。

 

「さぁ・・。のろや。私は飼い主としては厳しく育てたいと思います。厳しく育てないから、我侭に犬は育つ。のろをずっと見てきて、私の捜し求めていた犬になれると思ったのですから、その厳しさに付いてきなさい」

 

厳しいしつけ、と言われても、全然ぴんとこないのろも、捜し求めていて下さったとのお言葉に、全て従おうと思ったものでした。

その厳しさがどんなことを言っていらっしゃるのかわからないまま・・

 

こっちにおいで・・のろ

 

そのお言葉にまたの口付けを下さると思い近づくと、お膝の上にのろのお尻を持ってこられました。

そう、子どもをお母さんがぶつようなあの姿勢です。背中を押さえられ、お尻だけが飼い主様の掌が当たっています。

 

ピシャッ

 

「私の言葉を信じていませんでしたね」

 

何度も何度も、叩かれながら、飼い主様のことをあれこれと調べてしまったことを、後悔していました。

ずっと私を見ていてくださって、そしてその上選んで下さったと言うことを、信じていたら、あんなことはしなくても良かったのです。

叩かれているうちに、飼い主様のお気持ちもわかり、そのおしおきの重大さもわかってきましたが、痛さで目の前が真っ暗になってしまいました。

 

気が付くと、のろは床の上に転んでおりました。

ご主人様はあの後ずっとのろを見ていてくださったのでしょう・・

 

目が合ったらすぐに

「ごめんなさい。調べるつもりはなかったのです。あなたのことを詳しく知りたかったのです」

と、お詫びを言うと、今度は頬に平手が飛んできたのです。

 

「のろは、とっても仕事はできるそうだが、言葉の遣い方がなってはいませんね」

痛さで、涙が出てきました。涙が流れれるのを、拭くこともせず、

「申し訳ありませんでした。飼い主様のことを・・調べると言う、不届きな行動をお許しください・・」・と、鼻水も流れるままに言うと、

「お詫びの時は、きちんと両手をついて、土下座です。今後これを忘れないように。」

もう一度、土下座をして、お詫びを言いました。

 

そうしたら、すぐ近くに飼い主様を感じたと思いましたら、飼い主様の大きな掌がのろの頬を包んで下さって、そして、あの大好きな口付けを下さったのです。

 

口付けの後に、飼い主様はそのまま、のろをじゅうたんに押し付けられ、入って来られました。

 

「あぁ〜・・可愛いのろや・・。私には厳しいしつけは、無理かもしれない。こうやって、のろを、抱いてしまうのだから」

 

そんな言葉を、吐きながら、飼い主様は、のろの胸を掴み、口いっぱいにほおばって、噛みながら吸い上げ、無惨な歯形と紫色の痣を作られました。

 

その夜は、じゅうたんで、ソファーで、お風呂場で、洗面所の鏡の前で、ベッドの中で、外が白々明けるまで、飼い主様とのろは、お互いの存在を確かめ、そして、これまでのお互いの空間を埋めるかのように、求め合いました。

 

次の日の土曜日・・

目が覚めた時には、飼い主様のお姿は見えませんでした。

自分の体を朝日の下で見て、眩暈がしそうでした。

あちこちに出来た紫の痣。頬は、何度も平手を頂いたためか、まだ赤くなっています。体中が、飼い主様の、掌や、唇や、歯形の後だらけです。

そのひとつづつを指で触るたびに、数時間前のあの興奮を思い出します。そうすると、飼い主様を一番奥へと導いたその部分が、きゅんと痛くなり、また、快感に変わっていくのです。

その体の変化にびっくりしてると、ドアが開き、買い物袋を持った飼い主様が立っていらっしゃいました。まぶしそうに私の裸を見ていらっしゃいましたが

「のろや・・今日からは、完全に犬として、ここの別荘では、過ごしてもらうことにします。いいですね」

買い物袋には、中犬用の首輪と、鎖が入っていました。

早速首輪をして頂いて、お写真を撮って頂きました。

デジカメのフラッシュが光るたびにのろの体は反応します。

 

「今日は、急な仕事が入ったので、のろに構ってあげられなくなったよ。」

と、飼い主様はおっしゃって、のろを、鎖に繋いだまま、持ってらした、パソコンに向かわれたのです。

 

のろは、少しでも、夕べの疲れを取れるので、この飼い主様のお仕事にはちょっと、ホッとしたものでした。それに、鎖につながれていても、飼い主様のお仕事のお姿を後ろから見ることも、幸せに感じていました。

 

この日から、週末は、この貸し別荘での、飼い主様とのろの生活が始まったのです。

 


 

2・プライド

 

また、週末が近づきます。

これまで、こんな風に週末を待つことってなかったように思います。

過去の恋愛中にも、週末を待っていなかったような・・何故か、少しは億劫な気持ちもあったり、逢いたくて逢いたくてたまらない気持ちの反面、仕事とかこつけて、約束を破ってしまいたい気持ちになったり・・

 

飼い主様と出会ってからの週末は、もしかして私の生活の糧になっているのかも・・と、錯覚さえ思えるほど・・

 

最初の出会いから、のろは、随分と色々な事をしつけていただいています。

場所はいつも例の別荘です。

裸でのお散歩や、お散歩中のおしっこや、お食事の仕方など、飼い主様のお言い付けを、一生懸命に、忠実に守るようにしています。

もちろんハードルを越えるときには、恥ずかしさを、閉じ込めると言うハードルが一番辛いことでした。

それでも、クリアーしたときの、飼い主様からのお褒めの言葉には、体中がとろけそうになってしまいます。

 

今日もまた、いつもの場所で、飼い主様のお車をお待ちしています。

週末は、朝から下着は着けてはいけません。パンティーも、ブラジャーもです。

のろは、会社では、少し肩書きがありますので、自分の好きなスーツで出勤が許されていますが、週末は、短めのタイトスカートにしないといけません。

ストッキングだけは、部下への影響のために、しないといけませんが、ほかはすべて、飼い主様のお言いつけどおりの金曜日です。

 

車に乗ったらすぐに、ストッキングを脱ぎ取り、そのまま、飼い主様の腰の所へ、顔を埋めます。

運転中の、飼い主様を、一週間分、のろのお口で、ご奉仕させていただくのです。

そのとき、飼い主様の手が、のろの髪を、優しくなでてくださいます。

のろは幸せだなぁ・・と感じるときでもあります。

 

この週末はどんなハードルなのでしょう。

少しドキドキしながら、ご奉仕をしていますと

「のろは、やっぱり、プライドを捨てることがまだ出来ていません。」

と言われるではありませんか・・

これほど、プライドを捨てての事はないと思っていましたのに、飼い主様は、まだ捨てていないと・・

 

懐かしい別荘へ付きました。

車の中で、首輪をつけていただき、スーツも全て、脱ぎ、四つん這いで下ります。

お部屋へ入ると、飼い主様は、優しく口付けをして下さいます。

このお時間も大好きです。

「さて、のろや。今夜はお客様がいらっしゃいます。いつも可愛いのろでいるのですよ。」

のろは、耳を疑いました。

飼い主様と二人きりのお時間が、大好きなのろでしたのに、どうしてお客様を・・?

飼い主様は、車から、お客様へのおもてなしのものをおろしていらっしゃいます。

飲み物や、食べ物・・

あっという間にテーブルの上は、パーティーの準備が整いました。

のろは、柱にくくられていましたので、飼い主様の、かいがいしく動かれる姿を見て、少し寂しく感じていました。のろだけだったのでしょうか。二人きりの時間を、大事にしていたのは。

飼い主様は、お友達がいらっしゃることで、いつもよりもウキウキしていらっしゃるように感じます。

でも、準備が整ったら、きっとすぐに、お風呂や、お食事の楽しいお時間がある。と思っているときに、チャイムがなりました。

飼い主様は、「おや、もう着いたね。さぁ、のろはこっちです」

と、言われたかと思うと、お庭に連れて行かれ、お庭の木にくくりつけられてしまいました。

のろは信じられない気持ちでいっぱいです。

お部屋の中にはお客様が入ってらっしゃいました。

とても綺麗な若い女性と、ごつい感じの男性のお二人です。

皆さん、とても楽しく、のんだり、笑ったりしていらっしゃいます。

そこにのろはいません。のろは、お庭のうす暗い中で、その様子を見ているだけです。

お食事だってしていません。悲しくなって、お部屋の様子を見ていたとき、胸の中が張り裂けそうな、光景を目にしたのです。

女性と飼い主様が、キスをしてらっしゃるのです。

のろは目を疑いました。

のろだけの飼い主様が、のろだけの唇が、今、他の女性の唇を吸ってらっしゃるのです。それどころか、その手は、豊満な胸を、優しくやさしく、掴んでいらっしゃいます。

頭の中がおかしくなりそうです。

くくられている縄をちぎって、飼い主様の元へ、行きたい衝動と、やり場のないどん底の悲しみの中、ぽろぽろ涙だけが流れ落ちていました。不思議と声は出ませんでした。

 その時、すぐ後ろで、声がしたのです。

「綺麗な、女犬じゃないか・・・」

のろは、体が飛び上がるほどびっくりして、背後を見ましたら、そこには、男性が立っていました。

飼い主様だからこそ見せていられる、裸のままで、くくられているのです。

ねっとりとした目で、その男性は、のろを見ます。

体中が恐怖で鳥肌が立ち、震えてきました。

飼い主様を見ると、女性のはだけた胸に、顔をうずめていらっしゃいます。その光景が、また、のろはショックでしたが、それでも、助けを呼びました。

飼い主様は、声が聞こえたのかこちらを見てくださいましたが、そのまま愛撫を続けていらっしゃいます。

男性が、のろの胸を鷲づかみにし、唇が背中へ這って来ました。

「いやぁ〜」と言いながら、必死で抵抗しました。それでも、男性の力に及ぶわけはありません。

それでも、足をばたつかせ、手で爪で、男性を思いっきり引っかき、精一杯の抵抗をしました。

のろにも、男性の平手が飛んできましたが、それでも、ひるまずに抵抗しつづけました。

首輪の所は血がにじんでるようでしたが、痛さよりも、男性に犯されてしまう恐怖の方が勝って、抵抗しつづけました。

どのくらい時間がたったのでしょう。体中が傷だらけになって抵抗していますと、心までが凍りつくかのような、水が全身に、かけられました。

 飼い主様が、バケツの水をのろめがけて、かけられたのです。

いつのまにか、周りは、静かになっていました。

お客様の男性も女性も、お帰りになってしまったのでしょう。

のろは、抵抗しながら気絶していたようです。

飼い主様を見上げると、あの、優しい視線は微塵も感じられなく

「来た時の洋服はそこにあります。首輪は取っておきました。帰りたいなら、帰りなさい。バックも置いてありますので、タクシーでも呼んだらいいでしょう」

と、おっしゃるのです。

意味がわかりませんでした。

脱衣籠が置いてありました。その中には、今日着てきたスーツとか、靴とか、それと、真っ白いバスタオルが入っていました。その横には、のろのバックが置いてあります。

飼い主様は、このまま、帰りなさい。と言われたのです。

首輪も外してあります。

飼い主様は、もう、のろは飼わない・・と、おっしゃたのです。

呆然としていますと、飼い主様が、

「今日の、のろは、私に恥をかかせました。私のゲストを、嫌な思いのまま帰らせてしまいました。

その意味をわかって、もう一度、私ののろになれるのでしたら、お部屋へ入ってきなさい。それが出来ないのなら、このまま帰りなさい。選択は自由です」と、言われました。

飼い主様は、そのまま、いつものように、パソコンに向かって、仕事を始められました。

のろは、その後ろ姿を見ていました。

きっと、このまま、帰っても、飼い主様は、それまでの女犬だったのだ・・と、すぐに他の女犬を捜し求められるでしょう・・。そんな風なことを語っているような後ろ姿です。

さっきの抵抗で出来た傷の痛さを感じながら、のろは考えました。

女性と飼い主様の愛し合うシーンのこと。

飼い主様のお友達が、のろと遊ぼうとしたこと。

考えました。考えました。考えました。

のろは、女犬であって、女性ではありません。それなのに、女性と愛しあう飼い主様に、嫉妬すること自体、女犬としてプライドを、捨てきれてない証拠です。

それは、分かっていても、やはり、そのシーンを思い出すと、胸の中から、吐き気にも似た、嫉妬の炎が出てきます。涙も溢れて来ました。

このまま、女性のことで、嫉妬心が治まらなかったら、きっと飼い主様は、捨てておしまいでしょう。そのことの悲しさも、胸を突き刺します。

涙が止めどもなく、流れます。

飼い主様とのろの、穏やかな時間が思い出されます。

初めて首輪をつけてくださったときのこと。

お逢いするたびに、季節を感じながらお散歩に行ったこと。

始めて飼い主様の前でおしっこをしたこと。

お庭で水浴びしながら綺麗に洗って下さったこと。

飼い主様のお仕事の邪魔をして、お仕置きで、お庭に放り出されたこと。

飼い主様と遊びたいので、お仕事中にもかかわらず、じゃれあったこと。

どれも、大事な大事な、思い出です。

そうなのです。その時は、一女性ではなく、のろとして、愛して下さったのです。

それなのに、のろは、一人の女性として、飼い主様へ、嫉妬していたのです。

 

 それから、飼い主様のお友達は、きっと、女犬のろを可愛いと思って下さったのでしょう。

それなのに、のろは、そんなことより、人としての、プライドだけで抵抗してしまいました。

これだけ反省しても、今また、あの男性が隣にいたら、やはり抵抗するかもしれません。

 

こちらへ来るときの飼い主様のお言葉が、よみがえります。

「のろは、まだ、プライドを捨てることが出来ていません」

このことをおっしゃっていたのでしょう。

 

もう一度、飼い主様の背中を見てみます。

じっと、見ました。

 

のろは、このお外から見る飼い主様の背中が大好きです。

おいたをすると、こうやって外へ出されますから、この場所から飼い主様の背中をいつも見ているのです。

のろのことなど、ほったらかしのその背中ですが、お仕事が済むと、

「寂しかったかい」といって、遊んで下さいます。

 

でも、今夜は違うのです。

のろがお部屋へ自分で入っていかないと、飼い主様は、抱きしめて下さいません。

のろは、女犬としての断固とした覚悟がない限り、お部屋へは入ってはいけないのです。

その決意がないなら、帰りなさい。と、おっしゃたのです。

 

大好きなその背中を見ながら、目を閉じました。

のろは、心の中で葛藤しました。

もう一度、飼い主様と女性との睦みあうシーンを思い浮かべました。

やっぱり、嫉妬心が生まれました。が、そのシーンを見ているのは、女犬のろでした。

女犬の癖に、女性にやきもちやくなんて、ちょっと、おかしいかな・・。

もう一度、あの男性が、のろに愛撫するシーンを思い浮かべました。

女犬のろを、可愛がって下さってるのだ。と、思いますと、嫌悪感よりも、媚をうらない自分がおかしいのではないか・・と思いました。

目を開けました。

飼い主様は相変わらず、無言で背中を見せていらっしゃいます。

 

のろは、もう、迷っていません。

お部屋へ入っていきました。

飼い主様の足元へ行き、遊んで頂きたいときのように、つま先を、ぺろぺろと舐めました。

飼い主様は、黙って、のろを抱きしめて下さいました。

 

のろは、涙が溢れて来ました。

 

この、抱きしめられた、このときが全てだと思いました。

 

パソコンを見てみますと、画面は起動しないままです。

飼い主様は、背中を見せていらっしゃいましたが、お仕事ではなく、じっと、のろを、待って下さっていたのです。

 

 

外は、白々と明けてきました。

 

長い長い夜でした。

 

飼い主様が傷の手当てをしながら、

「しかし、すぐに入ってくるものだと思っていたけど、何時間も、外にいたのですね。

このまま帰るかどうか、そんなに考えていたのですか?」と、お聞きになりました。

そう言えば、のろは、そのまま帰ることは全然考えていなかったことに、今更ながら、気付いたのです。

「あぁ〜。首輪の所は、くっきり跡が出来ましたね。のろの抵抗には、友人も呆れていましたよ」と言いながら、優しく手当てをして下さいました。

 

のろは、傷がしみるので、涙がでそうでしたが、飼い主様の手が、あちこちに触れるので、あまりにも気持ちよく、そのまま、眠りについてしまいそうでした。

 

頭の中に、月曜日に、この首輪の跡の傷をどうして隠そうかな・・・という思いが一瞬、横切りました・・・

 


 

3・媚薬

 

いつもの様に、車の中で、運転中の飼い主様の、腰へ頭を埋めていますと、頭を撫でてくださる、その掌が、なんにもつけていないお尻を、触っていらっしゃいます。

のろは、それはそれで大好きなのですが、ご奉仕をしながらですから、ちょっと窮屈に感じます。

 

それに、片手運転ですし、事故にでもあったら、大変な事です。

この格好で事故にでもあったら・・

考えるだけで、死にそうなくらいの恥ずかしさでいっぱいです。

飼い主様に、その事を言いますと、それはそれは楽しそうに笑われます。

のろは、笑い事ではすみません。と、ちょっと、抗議をしましたが、

「1度、このままで事故にでもあってみましょうか?」と、とんでもない事を言われるので、またまた、恥ずかしさで、体が熱くなりました。

 

何にもなく、別荘へ着きました。

首輪にリードで、飼い主様に連れられて、お部屋へ入ります。

 

暗いお部屋で、逢えなかった寂しさを、飼い主様にぶつける様にのろは甘えます。

 

「困った奴だ」と、言いながら、飼い主様は、沢山の口付けをくださいます。

のろの大好きな、時間です。

 

次の日の早朝、まだ夜は完全に明けていませんでしたが、

「散歩に行きます」

と、飼い主様は、用意されています。

前の夜、沢山沢山、のろを犯されましたので、まだ眠っていたかったのですが、飼い主様とのお散歩も大好きですので、目を擦りながら、起きあがりました。

のろは準備は要りません。

そのまま四つんばいでのお散歩ですもの。

 

でも、飼い主様はおかしい事をおっしゃるのです。

「今日はちょっと準備します.」って。

お洋服でも着せてくださるのかしら?と思っていましたら、

「お尻を高く上げなさい」と。

恥ずかしいですが、飼い主様のほうへ、高く上げましたが、

「顎をつけて、お尻だけを突き出しなさい」と。

言われるようにして、お尻を高く、目の前に差し出しました。

 

ぴしゃっ

いきなりお尻を叩かれるのです。体がびくんと、反射しました。

「叩くつもりはなかったけど、ついつい。。ま・パブロフの犬みたいなものでした」って。

飼い主様ったら・・。朝からこんな冗談を・・。のろはちょっと呆れて、お尻を下そうとしました。

冷たいぬるっとした感触が、のろの、1番敏感な所にしたのです。

「ひゃぁ〜」と、思わず声が出てしまいました。

「もう少し高く」。飼い主様は、得たいの知れぬなにかを、のろの、お尻や、その前のほうまで、塗っていらっしゃるのです。

 

「準備OK。さ、出かけましょう」

 

飼い主様の少し後を、のろは、歩きます。

もちろん首輪にリード。

わんこになってお散歩すると、可愛いお花や、草を見付け、それを、一つづつ、飼い主様にも教えたり。楽しい時間です。

 

でも…・

 

お散歩をしているうちに、なんとなく、いつもと違うのです。

お腹のなかが熱くなって来ました。

のろの敏感な所が、熱くなって来ました。

熱いのに、ひりっとした感じが、混ざってきます。

歩くたびに、そこは熱くて、これ以上歩いたら、どうにかなりそうです。

 

この様子を飼い主様が知ったら、きっと、淫乱女犬とお思いになって、どんなに呆れられるでしょう。

 

飼い主様には.わからない様に、「少し休憩したいです」、と、お願いしました。

 

「?どうかしたかい?」と、のろを見られます。

 

「どうした?顔が赤いぞ」といって、のろの方に、しゃがみ込んで、顔を覗かれます。

 

のろのお腹のなかが熱くて、お尻も、その前の方も、熱くて、飼い主様が今すぐに欲しいなんて、言える訳はありません。昨夜、のろはどうしようもない、好き者だね・・と、笑われたばかりですから。

 

そんなのろを、楽しむかのように、また「どうした・・?」と聞かれます。

 

「どうもおかしいのです」と答えました。

「飼い主様が今すぐここで欲しい気持ちになってしまったのです」と、下を向いて、聞こえるか聞こえないかのような声で、言いました。

 

「?聞こえないなぁ…」

 

飼い主様は意地悪でした。

のろが言えない言葉を、わかってらっしゃるのに、聞こえないフリをなさるのです。

 

「なに?」飼い主様が、聞かれます。

 

下を向いたまま、言いました。

 

「のろの…・・あの… 敏感なところとか…お腹とかが ・・熱くて・・だから…」

 

「訳がわかりませんね。なに言っているのか。さぁ、散歩の続きを・・」

と言って、立ち上がられましたが、のろは、もう立ちあがるよりも、今の欲望・欲求を満たすことしか頭のなかにはありません。

 

飼い主様が、立ちなさいと言いながら、お尻をぴしゃり・・と叩かれました。

この痛さが、拍車をかけました。

 

「飼い主様が、今ここで欲しいです」

なんとはしたない言葉を出してしまったのでしょう。

また、お尻に平手が飛びました。

 

「あぁ〜〜〜ん・・」痛いのに、どうしてそんな声が出てしまったのかビックリしました。

「何がどこに欲しくてどうして欲しいのか、全然通じません」

と言いながら、またも、お尻に平手が・・

「あああ〜ん。。あぁん。。」

のろの太ももに生暖かいものが流れてきました。

のろ自身から流れ出たものです。

飼い主様はその事はお気付きのはずです。それなのに…わかって頂けない。

「のろは・・飼い主様の 。。。。を、のろの。。。。に、欲しいのです」

やっと、言いました。

それでも、お尻に平手が飛んできます。

「もっとはっきり!」

お腹のなかも、のろの敏感なそこも、もう、グシャグシャニして欲しくて、たまりません。

そこにある、小枝でも入れたいくらいです。

「散歩の続きをしますか?」飼い主様は、のろのふとももに、滴り落ちているのを知りながら、おっしゃいます。

「のろは、飼い主様の、おち○ち○を、のろのおま○こに、入れて欲しいです。」

それでも、お尻に平手が飛んできました。

まだ小さい。と、。

お腹の中は、熱いし、むずむずしてくるし・・

大きい声で、もう一度言いました。

「じゃぁ、お願いしますだろうぅ」と言いながら、お尻を何度も何度も叩かれます。

のろは、その度に、お腹の中が、爆発しそうになりますので、

飼い主様のつま先へ口付けをしながら、土下座をしました。

そして、お願いします・・と言いました。

「よっく言えました」と、おっしゃたとたん、四つんばいののろの後ろから、飼い主様がずんずん入って来てくださいました。

突かれる度に、のろは、声が出ます。

のろの声は、響いて、小鳥立ちの朝を邪魔したでしょう。

でも、もっともっと欲しくて、腰を振り、声を出し。

飼い主様が離れられると、その飼い主様のいきり立っているものを、お口でむしゃぶりつき、そしてまた、犯していただきました。

獣になってしまったのではないかと、のろ自身驚くほど、飼い主様が欲しくてたまりません。木に寄りかかっても犯していただきました。そのまま草むらに寝転がっても犯していただきました。終いには、飼い主様が呆れて、畑のナスをもいでいらっしゃって、そのナスで犯してくださいました。

のろは、本当にどうしようもない女犬になってしまったみたいです。

 

散歩から帰って、シャワーで洗って下さってるのに、飼い主様の手が体を這うと、又、のろの体は反応してしまうのです。

 

そんな様子を、飼い主様は、声を立てて笑われます。

恥ずかしくて、こんなのろ自身を怨みたくなるほどです。

「凄く効きましたね。この媚薬。のろがあんなにも、正直に自分を出せたのは、媚薬のお蔭ですよ」と、笑っていらっしゃいます。

 

本当に意地悪な飼い主様です。

 

 

次の日は、飼い主様はお仕事をするからと言うので、ソファーの足にくくられていました。

のろは退屈でしょうから・・といって、また、なにやら、のろに塗られました。きっと、あの媚薬でしょう。

飼い主様の後ろ姿を見ていると、また、お腹の中が、熱くなって来ました。むず痒い感じもしてきました。昨日のお散歩のことが又思い浮かばれ、もっと、熱くなって来ました。

そしたら、その様子を見ながら、餌箱に、バイブを入れられたのです。

のろは、それは始めて目にしました。でも、すぐになんであるかはわかります。

「まだ、お預けです」と飼い主様はおっしゃいます。

のろは、それを使いたくて使いたくて、たまりません.。

餌箱のそれをぺろぺろなめてみました。もう、太ももには、滴り落ちてきそうです。

これを思いっきり使えたらどんなに、いいでしょう・・。

のろは、その目の前にあるバイブをみながら、想像して、涎が出そうになりました。

「まだ。待て。です」と、飼い主様の、背中が言います。

舌で、それを、ぺろぺろなめているだけで、陶酔しそうな時、煙草を加えた、飼い主様が振りかえり、

「よし。使いなさい」と。

のろは、それを始めて自分で入れました。飼い主様のお薬で、もう、のろは十分に、昇天するばかりでしたが、スイッチを入れると、動くことも覚えて、何度も何度も、エクスタシーを感じ、その初めて与えていただいたおもちゃで、失神してしまいました。

 

目が覚めると、コーヒーを飲みながら飼い主様がこっちを見ておっしゃいました。

「淫乱女犬ですね。のろは・・」

 

恥ずかしくて、からだ中が真っ赤になりました。

 

「飼い主様の、あのお薬が・・」と、言おうとしましたら

「昨日は確かに薬を塗りましたが、今日は、のろ自身の、露を塗っただけですよ・・」と・・

 

ある意味、パブロフの犬現象でしたね・・。

といって、大笑いされる飼い主様です。

のろの体は、もっともっと淫乱になって行くのでしょうか…。

 


 

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